受け継がれるバウハウスのデザイン哲学

date. 2021/11/19

皆様こんにちは。

いつもみなとみらい店ブログをご覧いただきありがとうございます。

私事ですが、先日やっと引っ越しが終わり、これから仕事以外にも家の中のやるべきことも

満載でまさに「師走」となりそうな日々ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は改めて日本でアクタスでしか取り扱いのないヨーロッパブランド「TECTA(テクタ)」のご紹介です。

 



TECTAは1972年ドイツにて創立されたブランドでアクタスで取扱いを始めたのは1983年となります。

TECTAの説明をする際に切り離せないのが「BAUHAUS(バウハウス)」の存在です、

バウハウスとは1919年~1933年まで東ドイツに存在した建築、工芸、アートを含んだ

総合的デザインを学校です、またはその時代のデザインムーブメントのことを指します。

バウハウスデザインといえば合理的で一切の装飾的要素がなく、無駄の無いデザインが特徴的です。

今でも建物が残っているデッサウのバウハウスの校舎からもそのイメージが読み取れます。

 

 



 

100年前に存在したとは思えないデザインですね、現代の私たちの目にはそこまでもの珍しいデザインではないかもしれませんが

当時のドイツではとても前衛的であったが為にナチスから弾圧され閉校することとなります。

バウハウスは後の建築、プロダクトデザインにも大きく影響し、バウハウスがあったことで

現在のモダンデザインがあるといっても過言ではありません。

そのバウハウスに多大な影響を受け、亡命先の西ドイツでTECTAを創立したのがアクセル・ブロホイザー氏です。



 

当時のバウハウスデザインの復刻とバウハウスデザインを受け継いだオリジナル家具をTECTAから次々と発表していきます。

そんなTECTA商品の中でもアクタスで30年越えのロングセラーといえば1990年発表の「M21」です。



 

 



 

なんといっても特徴的なのはこの変形天板のデザイン。



※図面の大きいサイズがM21、小さいサイズがM21-1です。

 

座った際に微妙に角度がる為、向かいに座っている方と正面に向かい合わず、

心理的圧迫感を軽減してくれる形になっています。

ご家庭であれば団らんでお食事する際でもコミュニケーションが取りやすく

オフィスでも討議がしやすいい為、ミーティング用のテーブルとして採用されています。

その他にもM21と一緒に写っているキャンティレバー(片持ち構造)デザインの椅子。

 

B20

 



 

D43

 



 

D9



 

 

 

先ほどのM21の写真後ろに写っているブックシェルフはバウハウスの生徒でもあり、

その後バウハウスで教鞭もとったマルセル・ブロイヤーの1932年デザインの「S44シェルフ」です。

収納物によって棚位置も変更可能です。

 



 

K22



こちらも1980年に発表されたロングセラー商品K22サイドテーブルです。

高さ調節が出来る為、ダイニングテーブル横、ソファ横、ベッド横など自宅のあらゆる場所で使え、

脚が家具の下に収まる為、お部屋の導線を塞ぎません、まさに無駄のないデザインです。

 

K26



こちらは去年リデザインされ復刻したK26サイドテーブルです。

在宅ワークを最も省スペースで作業したい方にはぴったりの商品です。



ノートPCがこのように置け、



中央がくぼんだデザインになっている為、極限まで体に引き寄せることができます。

 

みなとみらい店では上記のアイテムを展示していますが、その他ホームページに掲載しているアイテムや

TECTAで取り扱いのあるバウハウスデザイナーによる商品のご注文も可能でございます。

 

是非一度店頭にてご覧くださいませ。

スタッフ一同お待ちしております。